空気清浄機とは? 歴史

空気清浄機とは? 英語:Air cleaner

 空気清浄機は、空気中に浮遊する目に見えない細かい粒子やニオイ(花粉、ハウスダストなどの粒子、ペットや料理のニオイなど)を集じん、脱臭する装置である。住宅の高気密化、健康志向の高まりに伴い、室内空気の浄化ニーズが拡大し、需要が伸びている。最近では、粒子やニオイを捕集するだけでなくイオンを発生拡散させて脱臭やアレル物質の除去、抗菌・抗ウイルス効果を備えたものもある。また、加湿器との複合機も販売されている。さらに加湿、除湿、空気清浄の機能を備えた複合機もある。

 空気清浄機の歴史

空気清浄機の開発はイギリスの産業革命の時代です。石炭がメインのエネルギーだったので空気が汚染されて大きな社会問題になり、その対策として空気清浄機は、作られたといいます。

空気清浄機が日本で始めて世の中に出たのは、昭和35年ごろです。このころは日本も産業革命と同様、高度成長期の真只中であり、大気汚染がおおきな問題としてクローズアップされてきていました、東京オリンピックも控え色々な空気清浄機が製造、販売されるようになりました。

その後は、空気清浄機は空気をコントロールする機械として、加湿器、除湿機などに発展していきました。最近ではその空気清浄、除湿、加湿機能がひとつになった機種も発売され、新型インフルエンザや花粉対策に対する需要も増え、ますます身近な電化製品になってきており、一家に一台から一部屋一台の時代に突入しつつあります。

一方、集じん・脱臭のみに注力した空気清浄機・単機能タイプも次々に登場。さらに、フィルター交換不要タイプと、定期的に交換するタイプもあるなど、ますます選択肢が増えつつあります。

大気汚染物質

花粉

花粉症は、花粉によって引き起こされるアレルギー疾患で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー性鼻炎や目のかゆみなどのアレルギー性結膜炎が最も多く見られる。花粉症の多くが、スギやヒノ
牛によるものである。


花粉症の原因となる花粉は、スギやヒノキ、シラカンバ、ケヤキなど約60種類あり、大きさ約15~45μmである。


風によって花粉を運ぶ飛散時期は、スギ、ヒノ牛などの樹木では、2~4月ごろが中心である。イネ科の場合は初夏に、キク科の場合真夏から秋口に多く飛来する。

PM2.5

PM2.5とはParticulate Matter の略で大気中に浮遊する小さな粒子のうち、粒子の大きさが2.5μm以下の非常に小さな粒子(髪の毛の直径の30分の1)のことである。


PM2.5の成分には、炭素、硝酸塩、硫酸塩、アンモニウム塩などが含まれている。 PM2.5は粒子の大きさが非常に小さいため、肺の奥深くまで入りやすく、喘息や気管支炎などの呼吸器系への影響のほか、循環器系への影響も懸念される。


PM2.5の環境基準(人の健康を保護する上で維持されることが望ましい基準)は、2009年9月に公布された環境省告示第33号によって、「1年平均値が15μg/m3以下であり、かつ、1日平均値が35μg/m3以下であること」と定められている。


国内で販売されている空気清浄機の性能で、PM2.5の微小粒子状物質の集じん、除去できるかどうか、消費者の関心が高まっている。
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会は、次の「空気清浄機の微小粒子状物質「PM2.5に関する性能等の表示における留意事項について」を2013年3月に会員企業や団体に対し要請を行った。一部抜粋を記述する。


(1)法令および表示規約の遵守
空気清浄機の微小粒子状物質(PM2.5)に関する性能等の表示にあたっては、景品表示法等関係法令、製造業および小売業の各表示規約の規定を遵守の上、各諸点に留意し、適切な表示に努めることとする。


(2) PM2.5に関する性能等について、訴求する場合の留意事項
空気清浄機の実機の性能試験をもとに、PM2.5除去性能についてカタログ・POP広告等で訴求する場合には、0.3μm未満の粒子については、除去の確認ができていない旨および「PM2.5とはPM2.5の微小粒子状物質を指す」旨の注書きを、主たる訴求事項に近接して、かつ、明瞭に記載すること。


(3)表示例
PM2.5への対応は、下記の2点を記載する。

*1. この空気清浄機では0,3μm未満の微小粒子状物質については、除去の確認ができていません。また、空気中の有害物質のすべてを除去できるものではありません。
*2. P M 2.5 とは2.5μm以下の微小粒子状物質の総称です。
 ただし、適切な性能試験等によりPM2.5の除去性能等について、実証できる場合には、その結果や数値を用いて、上記と異なる表示をすることを妨げるものでない。

3.黄砂

 中国大陸の内陸部の砂漠や黄土高原で乾燥している地域で、低気圧による強い風によって地上約4~8kmの高度にまで巻き上げられた土壌や粒子が偏西風に乗って日本に飛来し、大気中または降下する現象である。黄砂が飛散する時期は、3月~5月ごろが多い。

 

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パワーポイントで作成した資料です。

参考文献:

1.商品知識と取扱い 生活家電編 家電製品協会編
2.生活家電の基礎と製品技術   家電製品協会編
3.生活家電入門          大西正幸 著

4.家電製品がわかるⅠ       佐藤銀平 著
5.モノの徹底修理術        荒井 章 著
6.「分解!」 家電品を分解してみると! 藤瀧 和弘 (著)

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