ひと目でぱっと分かる目次
IHクッキングヒーターの故障診断、トラブル修理
修理上の注意
①通電中に高電圧部には約4,000 Vの高電圧が印加されているので、修理時は必ず電源プラグをコンセントから抜いて行う。
②性能、安全性維持のため、必ずメーカー指定の部品を使用する。
③加熱コイル、平滑・共振コンデンサー、制御部を交換したときは、メーカー発行のサービスマニュアルを参照して、必ず入力電力測定と小物検知調整を行うこと。
④出力I GBT、整流器を交換し、放熱ツインに取り付けるときは、熱伝導をよくするために、取り付け面に指定されたシリコングリスなどを塗布する。
⑤点検修理後、必ず直流500 V絶縁抵抗計で、電源プラグの両端子を短絡し、この両端子と機器の接地端子との間で測定したとき、1MΩ以上あることを確認する。
IHクッキングヒーターの故障診断
IHクッキングヒーターに不具合が生じた際は故障内容を目で耳でそしてエラーコードで確認しましょう。修理が必要な故障なのか、自力で解決が可能な不具合なのかを十分に把握してください。
自分で直せる、故障と間違いやすい事例
センサー部に汚れおよび吸・排気口目詰まり検知にゴミ、ホコリが付着していると誤動作が発生します、一度布巾、綿棒等で清掃を行ってください。
また、操作、手入れが間違ってないかもう一度、取扱説明書を見て下さい。
修理が必要な故障
下記の現象の不具合は部品交換等の修理が必要です。
・ 煮こぼれ等のあと、電源がつかなくなった
・ 暖まらない、または暖まりにくい
・ 温度調整ができない
・ラジエントヒーターが作動しない
IHクッキングヒーターの故障事例
故障事例1 IHクッキングヒーターが動かなくなりました。
原因:10年以上、使用しているため、ヒーターの断線等の劣化が発生したと推定される。
修理:IHクッキングヒーター部をネットで取り寄せて自分で交換。
パナソニック IHクッキングヒーター KZ-F32AST
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参考サイト: IHクッキングヒーターを自分で交換!!
故障事例2 IHクッキングヒーター グリル使用時にブレーカーが落ちる
原因 : 魚焼きのヒーター部に油汚れがこびりつき、ヒーターを支えている金具との間でリーク(漏電)してしまう為
修理:グリル内の清掃及び下ヒーターの交換
故障事例3 IHクッキングヒーターが過熱しない
原因:下部に水が溜まって、煮こぼれが原因で制御基板が損傷、ショートしたと推定される。*ショートした場合、基板の一部が変色する時もあります。
修理:制御基板の手配と交換。
部品は部品はメーカーもしくはネットでジャンク品から入手可能です。
故障事例4 IHクッキングヒーター 内部異常温度 エラー表示
原因:排気口が汚れて、ゴミが付着しておりファンモーターが正常に動作していない。
修理:排気口まわりの清掃。ファンモーターが劣化しても同様な現象が発生します。部品はメーカーもしくはネットでジャンク品から入手可能です。
故障事例5 電源はいらず
原因:電源制御基板の一部がショート、推定原因は内部に侵入した虫(ゴキブリ)によるものと思われる。
修理:制御基板の交換。
煮こぼれによる内部ショートも同様な現象が発生します。部品はメーカーもしくはネットでジャンク品から入手可能です。
動画 IHクッキングヒーター修理 交換、取り付け
IHクッキングヒーターのリサイクル料金 中古、処分
ご自宅に壊れてしまって使えないIHクッキングヒーター、あるいはもう使わないIHクッキングヒーターがあったりしませんか?
IHクッキングヒーターは小型家電リサイクル法の対象品です。
一番、安くて確実なのは市のゴミ収集時に廃棄する方法です。その際は「不燃ゴミなのか粗大ゴミなのか」自治体によってルールが異なっていまのであらかじめ自治体に確認しておきましょう。
参考サイト: 環境省[小型家電リサイクル関連]
IHクッキングヒーター 家電 買い取りショップ 比較
5年以内の製品なら高額で買い取ってくれるヤマダ電機、BOOKOFF等の業者もあります、相談してみてください。
ポイントはメールでの取引及び出張買取サービスしている業者を選ぶこと、今は買取業者もネットサービスを展開している店舗や業者は増えてきており、ネットではメールなど、簡単に連絡を取り合えるため、出張買取サービスも一昔前と比べ、スムーズにやり取りが出来きます、そのため出張買取サービスは今や、当たり前のようなサービスになってきています。
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参考文献:
1.商品知識と取扱い 生活家電編 家電製品協会編
2.生活家電の基礎と製品技術 家電製品協会編
3.生活家電入門 大西正幸 著
4.家電製品がわかるⅠ 佐藤銀平 著
5.モノの徹底修理術 荒井 章 著
6.「分解!」 家電品を分解してみると! 藤瀧 和弘 (著)