電子レンジ・オーブンレンジの選び方、使い方、修理【 図解】 

電子レンジの故障診断、トラブル修理 

電子レンジ修理上の注意

電子レンジの故障の判定と適切な処置は、メーカーのサービスマニュアルを参照すること。電子レンジは高電圧、大電流の機器であり、故障診断、部品交換などを行う場合には、十分注意する必要があり、自己責任で行ってください。

また、プリント基板を交換するときなどは、静電気にも十分気を付ける。

※3:プリント基板に搭載されているマイコンはMOS形ICである。このICは、入力インピーダンスが高く、直接ICの足に触れると、人体などの静電気(数千V~1万V)により、IC内部が破壊される。

電子レンジ 高周波出力の確認方法

電子レンジの高周波出力の試験方法は、電気用品安全法および日本工業規格で規定されている。JISでは特定条件のもとで、水2,000 mL を加熱するテストを5回繰り返し行い、各回ごとの温度上昇値を求めて、次式で算出する。なお、高周波出力の許容範囲を定格出力の90%以上、115%以下と定めている。

 P=4.2×L×△T/t= 4.2×2,000mL ×△T/t=8,400×△T/t

高周波出力(W)、L:負荷の体積(cm3)、t:加熱時間(秒)、AT:平均温度上昇値(゜C)

 高周波出力の簡便な確認法は、一般的に次の要領で行っている。

 1.水2,000 mL (1,000 mLのビーカーを2個使用)を120秒間加熱する。

 2.水の温度上昇値(加熱後一加熱前)を測定し2個の平均値(△T)を算出する。

3.以上の結果をもとに、P=70×△Tで算出し、出力の目安とする。

電子レンジ 主要部品の良否判定

1)注意事項

 部品の点検・修理のときは、必ず電源プラグをコンセントから抜いて実施する。高圧回路(インバーター)は、電源プラグを抜いて2分以上経ってから行うこと。

 ・高圧のインバーター基板、マグネトロンなどの電圧測定は、死亡事故につながる危険性があるので絶対しない。

 ・通電中は危険なため、充電部には絶対に触れない。

2)マグネトロン 寿命はおよそ10年前後

 マグネトロンのヒーター回路は、約3Vの電圧だけでなく、アースに対して約2,000 V以上の高電圧を印加しているので危険である。

 ・マグネトロンのA(アノード)とK(カソード)間のチェックは、直流500 V絶縁抵抗計でマグネトロン のアノードとカソード間の絶縁チェックをする。端子と本体間で100 MΩ以上であれば良品といえる。

 ・アンテナ(高周波出力部)マグネトロン内部が真空になっていないと、発振しない。

 ・マグネトロンのヒーター(フィラメント)の断線チェックは、テスター(R×1)両端子間の導通があれば良品である。

3)高圧ダイオード

 高圧ダイオードは、カソードとアノード閧を直流500 V絶縁抵抗計でチェックしたとき、順方向で約29 kΩ、逆方向で∞(無限大)であれば正常、順・逆とも導通があると不良である。

4)高圧コンデンサー

 高圧コンデンサーのリード線を外しテスターの高抵抗レンジで両端子間にテスター棒を当てたとき、指針が一瞬00に近づき、すぐに∞Ω(無限大)に戻れば正常。振れなければ容量抜け、振れきれば短絡である。

5)高圧トランス

 ●高圧トランスが良品の場合

  ・一次側巻き線端子間の抵抗 ・・・00に近い値(1Ω以下)

  ・二次側巻き線(ヒーター巻線)端子間の抵抗・・・0Ωに近い値(1Ω以下)

 ●絶縁抵抗

  ・一次側巻き線端子と外かく・・・∞Ω

  ・二次側巻き線端子と外かく・・・∞Ω

(6)サーミスター

 サーミスターのチェックは、回路計での抵抗値の規格範囲ならば良品である。ただし、抵抗値は、メーカーによって異なる。


(7)点検・修理後の絶縁抵抗

 絶縁性能をチェックする。コンセントから電源プラグを抜き、ドアを閉じた状態(電源スイッチがON状態)で直流500 V絶縁抵抗計を用いて、電源プラグの両端子を短絡し、この両端子と外部露出金属部(接地端子)との間で測定し、絶縁抵抗値が1MΩ以上であることを確認する。

 電気用品の技術上の基準を定める省令の解釈 別表第八(95)電子レンジ 絶縁性能は、下記のようになっている。

 1Lのビーカー2個または500mLのビーカー4イ固の中に合計2Lの水(約20 °C)を庫内に入れ、定格電圧の電源で、タイムスイッチを有するものにあっては最大動作時間、その他のものにあっては30分間加えた後(終了約2分経過したとき)、電源プラグを抜き、ドアを閉じた状態のまま直流500 V絶縁抵抗計で行う。絶縁抵抗計により測定した充電部と機器の表面(非充電部)との聞の絶縁抵抗は1MΩ (二重絶縁構造のものにあっては3 MΩ)以上であること。

  電子レンジの故障事例

 故障事例1  ターンテーブルの作動不良

ターンテーブルの回転機構の汚れ、ベルトの緩み等は問題ないがターンテーブルを回している「シンクロナスモーター」には、AC100Vが来ているが負荷を加えるとモーターが停止、モーターが故障原因を思われるのでモーターを交換。

部品名称と部品コードをメーカーもしくは知り合いの家電店に連絡すれば部品は入手できますが電子レンジ内は高圧回路があるので、触らないように十分注意が必要。

故障事例2  ドアの開閉不良    

 電子レンジが開いた時にはマイクロ波が切れるようにドアスイッチが取り付けられています。まずは正しくドアスイッチが機能しているかドアの隙間等を確認して下さい。

下図はドアを閉じるスプリングが外れてドアに隙間が生じて電子レンジが動かなった事例です。


無理にドアを開けた場合は電子レンジのドアーラッチ部分の破損の可能性があります、ドアスイッチを交換してください。但し、電子レンジ内部は高圧部分がありあますので自己責任で十分に注意して行ってください。


故障事例3 温まらない、途中で止まる

電子レンジに電源を供給しているコンセントや電源コードに断線不良があると途中で勝手に止まってしまう原因になります。

また、電子レンジの故障で最も起こりやすい症状が、温められなくなることです。電子レンジ内のマグネトロンという装置が故障すると、食品を温める能力を失い機能しなくなってしまいます、また、インバーター基板も原因のひとつです。


故障事例4 電子レンジ 電源が入らず

レンジ使用中に「パンッ!」と音がして電源が落ちた。

原因:高圧コンデンサーが劣化し、異常電流発生が発生し、ヒューズが切れた。

修理:高圧コンデンサーとヒューズの交換


故障事例5 電子レンジ 内部の壁・皿から火花発生

電子レンジの内部の壁から火花が出た場合、マイカー板(雲母板)の損傷が考えられます。電子レンジのマイクロ波を発生するマグネトロンの出入り口に「マイカー板」をあります。

一度火花の出た「マイカー板」は 汚れをふき取っても再利用できません、ご自分で交換します。


動画 電子レンジ温まらない修理

電子レンジのリサイクル料金 中古、処分

ご自宅に壊れてしまって使えない電子レンジ、あるいはもう使わない電子レンジがあったりしませんか?

電子レンジは家電リサイクル法の対象品ではありません。

一番、安くて確実なのは市のゴミ収集時に廃棄する方法です。その際は「不燃ゴミなのか粗大ゴミなのか」自治体によってルールが異なっていまのであらかじめ自治体に確認しておきましょう。

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電子レンジ専用調理グッズ

現在、様々なレンジ専用の調理グッズが発売されています。焼き魚を焼けたり、お米を炊いたり、ポテトチップスを調理できるなどなど。いろいろな調理が簡単にできるのがレンジ専用調理グッズの大きな魅力です。


参考文献:

1.商品知識と取扱い 生活家電編 家電製品協会編
2.生活家電の基礎と製品技術   家電製品協会編
3.生活家電入門          大西正幸 著

4.家電製品がわかるⅠ       佐藤銀平 著
5.モノの徹底修理術        荒井 章 著
6.「分解!」 家電品を分解してみると! 藤瀧 和弘 (著)

slideshare ダウンロード資料(PDF)

パワーポイントで作成した資料です。



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