エアコン、空調機の正しい選び方、使い方、掃除、修理 【図解】

ひと目でわかる目次

エアコン、空調機の選び方 ポイント

負荷見積もりから機種選定までの概略を説明する。

エアコン、空調機の負荷見積もり 畳数

エアコンはほかの電気製品とは異なり、どんな機種を自由に選んでもよいというものではない。冷房(または暖房)しようとする部屋の負荷(大きさなど)に見合った能力を持つ機種を選ぶことが重要である。例えば、部屋の負荷を100として、エアコンの能力が90しかない場合、せっかくエアコンを付けてもその部屋は十分に冷えない(暖まらない)ばかりか、効率の悪い運転になるので電気代が余計にかかる結果となる。逆に部屋の負荷が100として、エアコンの能力が150の場合は、商品の購入金額が高額になる。そのかわり能力が大きいので、暖房冷房時の立ち上がりスピードは速くなる。

部屋の負荷(W)=単位面積当たりの負荷(W/m2)×部屋の床面積(m2)


カタログには冷・暖房[畳数の目安]が表記されている。冷房能力2.2kWの機種で、冷房「畳数の目安6~9畳」と幅があるのは、同じ能力のエアコンを同じ広さの部屋で使用しても、地域や部屋の構造、向きなどの条件で冷房効果(負荷)が異なるためで、冷暖房付加表に基づき次の条件で計算した値で、6畳~9畳と表示している。

ア)6畳(カタログでは、木造と表示している場合もある)

部屋の条件を木造平屋、和室、南向きとし、365W/畳×6畳= 2,190

イ)9畳(カタログでは、鉄筋と表示している場合もある)

部屋の条件をアパート南向き洋間、中間階とし、240W/畳×9畳= 2,160

負荷計算書による負荷見積もり

 部屋の負荷に見合ったエアコンの能力は、負荷見積もり(負荷計算)を行うことにより求めることができる。部屋の負荷は、部屋の向きや窓、壁、天丼、床などから浸入する(逃げる)熱、人や照明・電気器具類から発生する熱などにより変わる。それらの熱量を計算して、その部屋の冷房(暖房)負荷見積もりを行うことが基本である。

簡易冷・暖房負荷計算による負荷見積もり

 冷・暖房負荷計算書による計算は複雑になるため、ここでは簡易計算法としてJIS C 9612に記載の床面積当たりの冷・暖房負荷表を使用する。上表から冷房または暖房しようとする部屋の種類、窓の位置に応じた単位床面積当たりの負荷を選び、負荷計算を行う。

エアコン、空調機の能力決定  畳数

部屋の負荷を計算したら、負荷に見合った必要能力を決定する。冷房負荷、暖房負荷のどちらか大きいほうを基準に決定する。

1)暖房性能は冷房性能よりも小さい

冷暖房能力が「8~12畳」とある場合、一戸建て木造住宅で8畳、鉄筋集合住宅で12畳の部屋が最適という意味。また、暖房能力は適応畳数が減ります。

2)南向きなら実面積より2畳広め向け製品

南向きなどの日当たりがよい部屋は、室内の温度が上がりやすいので、実際の面積よりも2畳広い部屋向けのエアコンを選ぶと快適に使えるでしょう。

3)キッチンは実面積より4畳広め向けを  畳数

キッチンがある部屋は、ガスコンロなどの熱に加え、換気扇の使用で夏は涼しくなりにくいものです。実際の面積よりも4畳広い部屋向けの製品を選ぶのがベスト。


エアコン、空調機の機種選定

部屋の負荷に合った能力のエアコンでも、セパレートタイプか、ウインドタイプか、その家の電源容量、据え付ける場所などと次の事項を考慮して選定する。

1)セパレートタイプ

  ・室外機の設置場所がある。

  ・壁に穴が開けられる。壁に穴が開いている。

  ・移設の可能性が少ない。

2)ウインドタイプ(据付簡易形が多い)

  ・簡易取り付けできる窓がある。

  ・比較的小さい部屋である。

  ・セパレート形の室外機を据え付ける場所がない。

  ・引っ越しすることが多い。

  ・壁に穴が開けられない。

エアコン、空調機の負荷自動計算サイト  畳数

部屋に必要なエアコンの負荷を計算し、能力を診断してくれるサイトがあります。

エアコンドッグ

エアコン、空調機のコンセントの形状

エアコン専用のコンセントは100V用(15A・20A)と200V用(15A・20A)など4種類。プラグの形状も異なります。


エアコンの室内機・室外機の設置スペースの確認

エアコンを設置するには、エアコン本体の寸法以外に効率の良い運転や、手入れのための隙間を確保する必要があります。エアコンを選ぶ際は、製品の「寸法」と「据付スペース」をご確認ください。「寸法」と「据付スペース」は、メーカーにより異なる機種がありますのでメーカーホームページや製品カタログなどで事前にご確認下さい。

また、可動パネルや風向板が動く範囲も考慮してお選びください。寸法が大丈夫でも、フラップが開いた時に、カーテンレールや家具などにぶつかる場合があります。


カタログに記載されているエアコンの一般的な性能 

エアコンのカタログに記載されている用語について解説


COP、エネルギー消費効率(Coefficient of Performance)

COPは消費電力当たりの冷房・暖房能力を表したもので、「COP=能力/消費電力」の値が表示されている。数値が大きいほど少ない電力で大きな能力が得られることを表してい

る。 例えば、消費電力0.6kWで、暖房能力3.6kWのヒートポンプエアコンのCOPは、

     COP=3.6kW/0.6kW=6.0となる。

 なお、冷・暖房兼用型エアコンは、冷暖房平均COPが表示されている。

冷暖房平均COP=(冷房COP+暖房COP)/2

APF 通年エネルギー消費効率

エアコンを購入する際に、そのエアコンの能力が高いか低いかを知る目安となっていた、評価基準【COP】が、2006年10月から変更になりました。一般家庭用の主流である「冷暖房兼用形・壁掛形・冷房能力4kW以下」のエアコンでは、今後【APF】という新評価基準が使われます。

今までの【COP】とは、エネルギー消費効率のことで、単純に、消費電力1kWあたり何Wの冷房・暖房能力を引き出せるかを表す値です。さらに、評価基準として使われていたのは、冷房と暖房それぞれの【COPの平均】でした。

これに対し、新しい【APF】とは「Annual Performance Factor」の略で「年間を通したエネルギーの消費効率」と言う意味とのこと。

 この数値は、エアコンの能力(※2.8kW/3.6kW/4.0kWなど下表参照)別に決めらている『1年間、冷房・暖房するのに必要となる能力の総合計(kWh)』を1年間でエアコンが消費する電力量(期間消費電力量:カタログに表示)で割った数値である。この値が大きいほど省エネ性が高い。 1年間に必要な冷暖房能力の総和とは期間消費電力量と同じ基準で算出した理論計算値である。

APF =1年に必要な冷暖房能力総和(kWh)/ 機種毎の期間消費電力量(kWh)


今までの【COP】の場合、その試験条件から、冷房はカタログよりよい場合が結構多く、暖房はカタログより悪い場合が多いと報告されています。その点、この新評価【AFP】は、年間を通じた効率で評価するため、今回の基準変更でだいぶ実態に近づくと思われます。


 エアコンの省エネ目標 ―― 冷房、暖房 電気代料金 節約

エネルギーの使用の合理化に関する法律」(1999年4月施行の改正省エネ法)によって省エネルギー基準が定められ、目標年度までに達成することが義務付けられた。その後2006年9月には新たな基準が決まり運用が開始された。新たな基準は目標年度を2010年とし冷房能力4.0kW以下の冷暖房(壁掛形)エアコンについて、新評価基準である通年エネルギー消費効率(APF)で設定された。 2009年5月からは4.0kWを超える壁掛形エアコンと、それ以外の形態のエアコンにも新評価基準である通年エネルギー消費効率(APF)が適用されるようになった。目標年度は冷暖房壁掛形が2010年度であり、壁掛形以外のセパレートエアコンとマルチエアコンは2012年度である。


寸法規定とは室内機の横幅寸法800mm以下かつ高さ295mm以下の機種であり、寸法フリーとは規定以外の機種である。冷房専用の製品およびウインドタイプの製品には、目標値は設定されていない。


 エアコン 省エネラベリング制度による表示

個々の機器について、その省エネルギー基準達成状況を表示し、省エネ性能の識別と比較を可能にするものとして、省エネラベリング制度が設けられている。エアコンも表示対象になっており、カタログなどには下図に示すような[省エネルギーラべル]が掲載されている。


省エネ基準達成率は、通年エネルギー消費効率(APF)を基準目標値(APF)で割った値であり、省エネ基準達成率が100%以上であれば、省エネ基準をクリアしていることになる。

省エネ基準達成率(%)=通年エネルギー消費効率(APF) /基準目標値(APF)×100

エアコン 期間電気代

期間消費電力量から電気代を計算したもので、電気料金単価は電力会社ならびに家庭の使用電力量によって異なるが、ここでは社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の「新電力料金目安単価」1 kWh当たり22円(税込み)が使用されている。

エアコン 冷房・暖房定格能力

冷房・暖房定格能力は、JISで定められている条件で測定した能力をカタログに表示している。

 ・冷房能カ:外気温度35 ℃、室内温度27℃で運転した場合の能力

 ・暖房能力:外気温度7℃、室内温度20℃運転した場合の能力

 また、インバーターエアコンの場合、能力が可変できるため、定格能力以外に、「能力範

囲(最小能力~最大能力)」の表示も行っている。

エアコン 低温暖房能力(外気温度2℃時の暖房能力)

外気温度が下がると暖房能力が低下し、温度により室外熱交換器に霜が付き、除霜運転が必要になる。JISで定められている低温暖房能力とは、室内温度20 °C、外気温度2℃において、除霜、暖房のサイクルを3サイクル測定し、その間の平均暖房能力である。外気温度が低下した時の暖房能力は、一定速エアコンよりインバーターエアコンのほうが大きい値になる。

エアコン 運転音

運転音の大きさは、dB(デシベル)という単位で表される。JISでは、測定方法を詳細に定めている。 JISの騒音測定は周囲の環境に左右されないよう無響室で行い、測定条件は定格電圧、定格周波数、温度などが規定されている。したがって、設置されているエアコンの運転音を測定した場合、周囲の環境によりエアコン以外の騒音が加わり、カタログで表示されている数値より高くなるのが普通である。

エアコン 期間消費電力量(kWh)

期間消費電力量は、機種に見合った広さの部屋でJIS C 9612 : 2005 (ルームエアコンディショナの期間エネルギー消費効率算定のための試験及び算出方法)に基づき冷・暖房時の定格能力とともに、冷・暖房時の中間での能力、さらに暖房使用時における低温での能力の5つを測定する。この測定値を元に以下の条件で算出したものが冷房期間、暖房期間の消費電力量(kWh)となる。ランニングコストを表す省エネ指標で、この値が小さいほど電気代が安く済むことを示す。実際には地域や使用条件により電力量が変わることがある。

 【算出基準】

  ・外気温度  :東京をモデルとしている

  ・室内設定温度:冷房時27 °C/暖房時20 ℃

  ・期間    :冷房期間3.6ヵ月(6月2日~9月21日)

         :暖房期間5.5ヵ月(10月28日~4月14日)

  ・使用時間  :6:00~24:00の18時間

  ・住宅    JIS C 9612 による平均的な住宅(木造、南向き、洋室)

・部屋の広さ

Figure 1 能力と部屋の広さ

エアコン HFC冷媒採用表示

従来エアコン用冷媒として使用されてきたHCFC (R-22)はオゾン層保護のため、2004年(平成16年)に大幅な生産削減が開始され、代わってオゾン層を破壊しない代替冷媒としてHFC (R-410A)が採用された。 HFC(R-410A)を採用したエアコンには下図の表示がされる。R-410Aは作動圧力がR-22の約1.6倍と高く、各要素部品は高圧力化に対応した専用部品や、R-410A専用の据え付け工具・機材が必要になる。


エアコン フロンの見える化

下図は家庭用エアコンに温暖化ガス(フロン類)が封入されていることを示すための冷媒の「見える化」表示である。この「見える化」の表示には、エアコンに含まれる冷媒の温暖化の影響度合いをCO2(二酸化炭素)に換算してその値を表示するとともに、廃棄時などの適切な処理を呼びかける注意喚起表示が記載されている。


エアコン、空調機の付加機能

エアコンの各社とも製品に独自の付加機能を付け、差別化をしている。

エアコン フィルター自動清掃

エアコンの運転によりプレフィルターに付着した空気中のごみやホコリを自動的に除去する機能である。ゴミを定期的にブラシでかき取りダストボックスの中にためたり、排気機能があるものでは排気とともに室外へ排出する。ブラシが動いてフィルターの上のホコリをかき集める方式と、フィルターがブラシの上を動いてはこりをかき集める方式がある。また、10年間フィルターの掃除不要としている機種もある。

エアコン 内部を清潔にする機能

  1. フィンの表面処理剤が冷房・除湿運転時に徐々に溶け出し熱交換器に付着した汚れを除湿水とともに洗い流す。
  2. 低濃度オゾンを発生させることによりカビの発生を抑える。
  3. 冷房運転後に自動的に送風運転を行う機能により、室内機の熱交換器や送風フアンを乾燥させてカビの発生を防ぐなどがある。

エアコン 空気清浄の方式

空気清浄の方式には、

  プラズマ空気清浄機で花粉やホコリを除去

  ②排気運転、給気運転、給排気運転などの換気ができる

  ③抗菌・除菌フィルターで除菌する方式

  ④イオンを発生させて浮遊しているアレル物質、ウイルス、カビなどを分解抑制し、ニオイ成分を分解脱臭する方式

  ⑤脱臭フィルター、低濃度オゾンで消臭する方式

  ⑥長寿命脱臭抗菌フィルターを搭載して10年開交換不要とした

 などがある。

エアコン 気流制御と人感センサー

気流制御とは冷風、暖房を必要なところ必要な強さで送ることである。エアコンの風向変更機構は水平方向に風向を変えられるベーンと垂直方向に風向を変えられるベーンで構成されている。風向を設定しリモコンで風速を設定することにより気流が制御できる。部屋のすみずみまで気流が行きわたるようにワイド気流、ロング気流が選べるようになっている。また、気流を集中することもでき、冷房暖房で風向を自動で変えることができる。

 人感センサーを搭載している機種ではセンサーにより床や壁の温度、人の位置や活動量を検知しこの情報に気流制御を組み合わせて、人のいるエリアを快適に空調する。空調の気流に当たりたくないときは人を避けて風を送ることもできる。さらに人が部屋にいないときは不在省エネ運転に切り替わり、無駄な空調をしないことで省エネができる機種もある。

エアコン 人気 ランキング 2017 価格

エアコンは、家電製品の中でも比較的高額商品であり、取り付け工事も必要なことから、製品選びには慎重に行ってください。一度設置したら、最低でも10年は使い続けますので電気代、クリーニング費用等のランニングコストも加味したベストなチョイスをして下さい。

コロナ エアコン  おすすめのメーカー

シンプル設計のエアコン、性能も同じ畳数のものなら、他社とほとんど変りませんがオプション機能はついていませんので逆に余計な機能が付いてない分、壊れる箇所は少ない。

おすすめ コロナ 窓用エアコン CW-1616(WS)

冷房専用・おもに4~6畳用

アマゾン 窓用エアコン ラインキング人気No1 

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Panasonic エアコン ナノイー おすすめのメーカー

パナソニックは売れ筋ランキングのトップにいるイメージで人気があります、ナノイーで有名ですが最安値シリーズにはナノイーが搭載されていません。

ナノイーとはイオンを空中に放出させて空中をイオンで綺麗にする機能です。エアコン内部にナノイーを充満させて菌やカビの繁殖を抑える効果もあります。

おすすめ パナソニック ルームエアコン CS-226CF-W

(冷房時おもに6畳用)

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シャープ エアコン おすすめのメーカー

シャープが開発したプラズマクラスターは自然界と同じイオンで空気を浄化するというもの。具体的には浮遊菌の作用を抑えたり、カビ菌を除菌、臭いの分解・除去、浮遊ウィルスの作用を抑える。

おすすめ シャープ(SHARP)ルームエアコン AY-F22DH-W

おもに6畳用

楽天 エアコン 人気No2 (2017年4月)

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日立 エアコン 白くまくん おすすめのメーカー

エアコン外装をステンレスにすることで防汚の効果があり、そして中級シリーズ以上からはくらしカメラFというものが本体につく。

くらしカメラを組み合わせる事で(部屋の人数・人の動き・日差し・足の位置・間取り)、体感温度を維持しながら省エネ運転可能。さらに風向と風量を自動コントロール。

おすすめ 日立ルームエアコン 6畳用  RAS-AJ22F(100V/15A)

 楽天 エアコン 人気No3 (2017年4月)

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三菱重工   ビーバーエアコン おすすめのメーカー

三菱重工はビーバーエアコンで有名ですが三菱電機とは全く関係のない会社です。主力は業務用のエアコンを製造しています。

おすすめ 三菱重工 SRK22TT-W   ビーバーエアコン

(主に6畳)

楽天 エアコン 人気No1 (2017年4月)

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三菱電機 エアコン 霧ヶ峰  おすすめのメーカー

センサーを使用して人の位置や体感温度を検知して適切な冷暖房を行う三菱電機の機能がムーブアイ極です。

ムーブアイ極は人の体感温度の体の部位ごとの表面温度を±0.1℃まで検知し、快適な温度の空気を出せるよう工夫されている。

おすすめ 三菱電機 ルームエアコン 霧ヶ峰  MSZ-GV2216-W

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