石油ファンヒーターの正しい選び方、使い方、メンテ、修理 【図解】 

 石油ファンヒーターの故障診断、トラブル修理

修理上の注意

①電子回路を使ったものは修理時は、必ず電源プラグをコンセントから抜いて行うこと。
②性能、安全維持のため、必ずメーカー指定の部品を使用すること。
③温度ヒューズや温度センサーなどの感熱部品を取り付ける場合、位置関係がずれたり、表と裏を違えたりすると正しい温度が検知できなくなる場合があるので、取り付け方はサービスマニュアルなどでよく確認する。
④基板などを交換した場合、サービスマニュアルを参照して、必ず入力調整を行うこと。

⑤リード線の引き回し不具合によって、リード線のかみ込みやコネクタの接触不良が起きないようにする。

⑥修理完了後の点検

 ・部品の取り付け忘れがないか、ねじの緩みがないかを点検する。

 ・配線の確認、引き回しを点検する。

 ・機能検査は、サービスマニュアルにより指定の機能を点検する。

 ・絶縁性能は、コンセントから電源プラグを抜き、電源スイッチを入れた状態で、直流500V絶縁抵抗計を用いて、電源プラグの両端子を短絡し、この両端子と外部露出金属部との開で測定し絶縁抵抗値が1MΩ以上であることを確認する。

石油ファンヒーター 故障診断

石油ファンヒーターの主な故障症状と、考えられる原因・処置は、下表のとおりであるが、実際の処置にあたっては、メーカーのサービスマニュアルに示された電気回路および故障診断表などを参考に修理する。

また、石油ファンヒーターに異常が発生したらエラーコードが表示部に表示されますので取扱い説明書およびメーカーのサイトに記載されている対処方法にて対策、修理をしてください。


  

石油ファンヒーターの故障事例

 故障事例1  点火不良  ダイニチ工業株式会社(ブルーヒーター)

不良現象は「点火不良」で、点火スイッチを押すと、「バチバチ」という火花放電の点火音が数秒間に渡って響くが点火は出来ず「E02」(着火ミス)の表示エラーコードを表示。

原因:気化器のノズルに大量に付着しており、気化器内部でカーボンが詰まって、燃料が噴射できず、燃焼不能が発生。

修理:歯ブラシ等で気化器のノズルのカーボンを除去


故障事例2  換気不良エラー表示で停止

換気」のエラー表示が出て止まってしまう。

原因:フレームロッドにシリコン膜が形成される為。

石油ファンヒーターのフレームロッドは不完全燃焼で一酸化炭素中毒にならないように、炎の状態を常にチェックしています。これは、炎の中を微小な電流が流れることを利用して、炎の状態を監視しています。この部品に空気中に含まれるシリコーンなどの絶縁物が付着すると、炎電流が流れなくなり正常な燃焼状態かどうかを監視できなくなるのです。

修理:分解してフレームロッドを交換するか、フレームロッドをワイヤブラシなどで磨いてやります。

【フレームロッドの原理】炎が高温によってイオン化されと電流が流れます。炎の中に挿入されたフレームロッドから炎口(バーナーヘッド)へは電流が流れ易く、その逆は流れにくいという性質があり、これを整流作用といいます。酸素濃度が低下すると、炎は浮き気味になり、炎電流が正常燃焼時より低下します。この現象を利用して不完全燃焼を防止します。


故障事例3  石油ファンヒーター 燃料が供給されない、臭いがする

石油ファンヒーターの灯油の供給がされず、不完全燃焼が発生し、自動停止および臭いがする。

原因: がカートリッジタンクの下の受け皿に溜まると、カートリッジタンクに灯油があっても燃料が供給されません。これは、受け皿のフィルターが水を通さないからです。

 灯油タンク内には水蒸気を含んだ空気が入り、周りの温度変化によって結露を起して、水が溜まります、それを防ぐためにタンクの受け口には、撥水性フィルタを使って水の浸入を防いでいます。このフィルタは、水を通さす灯油だけ通す性質があります。

修理:受け皿のフィルターを掃除してやります。


故障事例4 石油ファンヒーター 埃の付着(ファン周辺)による停止

 内部加熱のエラー表示がでて、自動停止する。

原因:対流ファンにホコリが付着し、石油ファンヒーター内部の温度が異常に上昇して動作が停止。

修理:本体を分解してファンやフィルターのホコリを取り除ぞく。


故障事例5 石油ファンヒーター 白い煙がでる

何度、繰り返しても白い煙がでるようになった。

原因:はじめて石油ファンヒーターを使用する時および長期間使用していなかった場合は白い煙がでることがあるが通常は数回、使用すると煙は発生しなくなる。しかし写真のように点火プラグとガスバーナー間に異物(カーボン)あると放電ができなくなり、白い煙が発生する。

修理:本体を分解して点火プラグとガスバーナー間のカーボンを除去する。

動画 ダイニチ ブルーヒーター修理 気化器とフレームロッドの清掃

石油ファンヒーターの寿命、リサイクル料金 中古、処分

石油ファンヒーターの寿命年数

石油ファンヒーターの寿命は使用頻度、使用環境によって差が生じます。

しかし石油ファンヒーターや家電製品に限らず、ほとんどの製品には法定耐用年数というものが定められており、石油ファンヒーターは6年です。

ネットコークション等でジャンク品を入手して修理することも可能ですが通常は6年以上は交換部品が入手困難になるので新規の石油ファンヒーターを購入する事になります。

石油ファンヒーター 処分、中古、リサイクル

ご自宅に壊れてしまって使えない石油ファンヒーター、あるいはもう使わない石油ファンヒーターがあったりしませんか?

石油ファンヒーターは家電リサイクル法の対象品ではありません。

一番、安くて確実なのは市のゴミ収集時に廃棄する方法です。その際は「不燃ゴミなのか粗大ゴミなのか」自治体によってルールが異なっていまのであらかじめ自治体に確認しておきましょう。

石油ファンヒーター 買い取りショップ 比較

5年以内の製品なら高額で買い取ってくれるヤマダ電機、BOOKOFF等の業者もあります、相談してみてください。

ポイントはメールでの取引及び出張買取サービスしている業者を選ぶこと、今は買取業者もネットサービスを展開している店舗や業者は増えてきており、ネットではメールなど、簡単に連絡を取り合えるため、出張買取サービスも一昔前と比べ、スムーズにやり取りが出来きます、そのため出張買取サービスは今や、当たり前のようなサービスになってきています。

よって出張買取サービスを利用すると、負担なく家電を売ることが出来る。

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参考文献:

1.商品知識と取扱い 生活家電編 家電製品協会編
2.生活家電の基礎と製品技術   家電製品協会編
3.生活家電入門          大西正幸 著

4.家電製品がわかるⅠ       佐藤銀平 著
5.モノの徹底修理術        荒井 章 著
6.「分解!」 家電品を分解してみると! 藤瀧 和弘 (著)

slideshare ダウンロード資料(PDF)

パワーポイントで作成した資料です。



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